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ATP拭き取り検査 ルミテスターSmart&ルシパックA3
ATP微生物検査 C-110&ルシフェール試薬
ATPはアデノシン三リン酸の略語で地球上の全ての生物のエネルギー源として存在する化学物質です。ATP は、ルシフェリンとルシフェラーゼ(酵素)を反応させることによりAMPに変化し、その際光エネルギーが放出されます。
その発光量を測定することによりATPの量を調べる事ができ、清浄度検査や微生物検査に応用する事ができます。
■清浄度検査
清浄度検査とは手や食品加工施設、医療器具などが十分に清浄が維持されているかを調べる検査です。ATPを使った清浄度検査は微生物と食品残渣の持つATPによってルシフェリンが発光し、その発光量を測定する事で汚れの度合いを検査します。
測定結果が迅速にかつ正確に得られるため清浄度管理として最も指示されている検査法です。
■微生物検査
ATP法によって微生物量を測定するためには、汚れなどに含まれるATPを前処理によって分解し、微生物内に存在するATPだけを抽出する必要があります。
キッコーマンでは微生物の外に存在するATPを2種類の酵素で効率的に分解し、独自の微生物ATPの抽出法を組み合わせ、30分程度の操作で微生物を測定できる方法を開発しました。
ところがこの方法を飲料や食品に適用すると、食品由来のATPが十分
に分解できず、バックグラウンドが高くなることがわかりました。
そこでさらに、前述の酵素と界面活性剤を組み合わせた前処理法を開発し、現在では乳製品や果汁、缶飲料、PETボトル飲料などの微生物検査も可能となっています。